fish.and.worms.lab

在野で魚類に寄生する寄生虫について研究しています。学術的な研究ばかりではなく、魚類やそれに寄り添って生きる動物について、多くの人に興味や関心を持ってもらえるように色々と発信していきたいと考えています。
兵庫県神戸市のレンタルスペースに個人ラボを作りました。生物に興味のあるちびっこや、生物顕微鏡を使って自由研究をしたい中高生、寄生虫に興味があって標本を見てみたい方が来られるようにしています。JR神戸線の駅降りてすぐです!興味がありましたらご連絡下さい。

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そんな装備で大丈夫か?

ラボ

理系の人間にとって顕微鏡は必須です。就職してお金を貯めての使い道は、車でも海外旅行でもなく、顕微鏡です。顕微鏡がちゃんと使えていないことで、研究の不正が見破られたこともあるくらいです。ラボにある機材を紹介する第一弾として、顕微鏡のお話をします。

お金を貯めて最初に購入するのは顕微鏡と先述しましたが、私は車の方を先に買っています(通勤が楽になるし、遠くに調査に行けるしね)。顕微鏡が必要な時は、神戸大学に在籍していた研究者に頼んで、大学の顕微鏡を利用させてもらっていました。しかし、新型コロナウイルスの流行に伴う緊急事態宣言などで大学に出入りできなくなったため、自分で購入することになりました。これには、この年に科研費の申請が通ったことや給付金などで経済的な余裕ができたこともありました。それで購入したのが上の写真の顕微鏡ですが、まともに購入すると200万円くらいします。世の中には色んなお店がありまして、研究機関で使用されていた型落ちの顕微鏡を購入できます。偶然、大学院生の時に使用していたのと同じ型のがあったので即決でした。

中古顕微鏡リサイクルセンター
中古顕微鏡のリサイクル・修理・メンテナンス・下取り・再販サービス
黒いキャップの下に白い紙を置くことで、観察中の標本をトレースすることができます。

中学や高校などに置いてある単眼の顕微鏡はかなり安価で売られているのですが、この顕微鏡は倍率と視野が違います。あと、拡張性があるのも大事です。購入してすぐ、一眼デジタルカメラをつける用のアジャスターと描画装置を買い足して、本体価格を越えることになりました。顕微鏡の横から出ている棒みたいなのが描画装置です。これがあると顕微鏡で見られる画像をトレースすることができるようになります。これによって、生物学の基本であるスケッチが容易にできます。「写真じゃダメなのか」と聞かれることがあるのですが、簡単に言うと、写真はピントをを合わせて撮影するため、特定の面しか写す事ができません。スケッチであれば、線の描き方によって、器官や管の立体的な位置関係も表現できます

ちなみに、この描画装置を購入するにあたって、描画装置を個人で所有する事をオリンパスの営業さんに伝えると驚いていました。想定外だったそうです。

SWIFTというメーカー(中国?)の顕微鏡ですが、拡張することもできてとても使い勝手が良いです。

他にも、Nikonのファーブルという顕微鏡も持っています。これは双眼実体顕微鏡で、両眼で試料を異なる方向から観察するため、試料を立体的に観察することができます。しかも、このファーブルはとても小さくてカバンの片隅にすっぽりと入ります。これでどこでも寄生虫探しができますが、その話はまた今度。

13インチのノートパソコンの上にぽん菓子と一緒に並べられるほど小型です。視野は、少し狭いくらいで、中学や高校にあるものとあまり変わりません。

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